あしたのシノプシス

PART1 かたぎの人々

 
シナリオ教室に通うまなみは、マイナー劇団の役者・玄太郎を自分の脚本でメジャーにするのが夢だった。玄太郎が次の公演の準主役に抜擢された日、旅に出ていたまなみの父親が正体不明の男・サブローくんをつれて帰ってくる。帰ってくるなり創作意欲がわいたと、小説家の父親は部屋に篭りっぱなし。サブローくんはまなみに気がある様子で玄太郎は気が気じゃない。やがて玄太郎はまなみとサブローくんの親密な様子を見て身を引く決心をするが…。

PART2 子どものいる風景

 
玄太郎が劇団の友人の子供・ゆーたを預かってきた。「友人」が女友達だと聞いて心穏やかでないまなみ。アパートも引き払ったというその友人を探しまわり、部屋でいっしょに過ごすうち、ゆーたに情が移ってしまう。そんなとき妊娠の兆しが表れて、まなみはお腹の子と一緒にゆーたを育てていく決心をする。

PART3 星のかけら

 
公演が近づき、稽古に明け暮れる玄太郎だが、不注意から足首を捻挫してしまう。痛みから稽古がうまくいかず、やがてこの公演を最後に役者を辞める決心までする玄太郎。一方まなみはシナリオ教室の講師に注目され、将来有望と言われるが…。

PART4 あしたのシノプシス

 
まなみは目をかけてくれる講師から書き上げた脚本をシナリオ大賞に出すよう勧められる。さらにテレビドラマの脚本にチャレンジするが、父親が文学賞を受賞したことで周囲が騒然となり、執筆どころではない。講師には玄太郎とのつきあいをやめるように言われた上、オーディションに失敗した玄太郎が家を出ていってしまう。たとえシナリオ大賞を受賞しても、玄太郎がいないんじゃ人生の筋書きが変わってしまう…。