ご町内のミナさん!
(その11〜その20)

その11 それぞれの昔

 中学時代のクラス会のため実家に帰省したミナさん。退屈の虫が騒ぎ出したかずえちゃんもついてきて、郊外のイナカ町を満喫する。かずえちゃんとの会話の中で十数年前を懐古するミナさんだったが、大人しく本ばかり読んでいた学生時代、思い出と言えるようなものは数えるほど。
 密かに憧れてれていたクラスメイトにも会い、ささやかな再会を糸口に過去を振り返るミナさんだった。

その12 レスキュー!

 町内会の恒例行事で参加した防災訓練。参加者2000人のスペシャルアトラクションに、イベント好きのミナさんは大コーフン。それから間もなくのある夜、裏のアパートで火災が発生。たまたま泊まりに来ていたかずえちゃんとともに、2階の窓から飛び移り、見事な消火手腕を見せる。 「非常事態においては、何をすべきか考える前に動けなきゃイミがない」とミナさんに説教したかずえちゃんは、知識より何より度胸で片づけてしまうツワモノだった。おそるべし、かずえちゃん!

その13 雪もつもれば‥

 北国のかずえちゃんの実家で正月を迎えることにしたミナさん。せっかく出向いた北国では、憧れの雪のカケラも見ずに麻生一族の地方権力を堪能して帰ってきた。帰京した翌朝、めずらしく降り積もった雪にはしゃぎまくる。徹夜明けの眠さも忘れ、雪だるまを作るべく公園へ走る!!と、すでになにやら人影が…。酔狂な先客とともに巨大な雪だるまを作り、悦にいるふたり。最近やたらと挨拶していくそのモノ好きは、アパートの火事の時、後から駆けつけた彼、新名氏だった。どうもヤツとは風変わりなシュミが似ているらしい。これからおつきあいが深まっていきそうな、予感を感じる冬の朝だった。

その14 しないコト・できないコト(前編)

 大学時代のサークル仲間、峰サンが恋に目覚めた!作り物の世界より恋愛に生き甲斐を感じるという。メンズでダンディにキメていた彼女がミニスカートで現れ、仲間は騒然となる。現在の生活パターンを変えてまでする恋愛に興味のないミナさんは、コレまでの自分を捨ててまで相手に尽くす峰サンがよくわからない。
 そんな中、火事騒ぎで知り合ったご近所の新名クンと会う機会が増え、気がねなくつきあえる居心地のよさを感じる。これも恋愛感情なのかな?
 もしかしてコイツのこと、好きかもしれない…。

その15 しないコト・できないコト(後編)

 恋愛に舞い上がり、仕事も放棄してオトコと旅行に行ってしまった峰サン。それでも相手にあわせるのは大変と、ミナさんとかずえちゃんを呼び出しては愚痴をこぼす。社会人として、責任を持てない恋愛は賛成できないと意見するふたりに、峰サンは「自分本位な考え方しかできないあんたたちは、結婚しないんじゃなくできないんだ」と言い捨てる。勝手な理屈と取り合わないかずえちゃんと違い、「そうかもしれない」とミナさんは思い当たる。

その16 オトナのつきあい

 人間関係ってのはイロイロあるらしく、浮き世離れしているミナさんの預かり知らぬところで様々な形態をとっているらしい。気のあう友だちとの集まりくらいにしか出ていかない身としては、自治会の御近所付き合いはもとより初対面の人間との会話の流れさえつかめない。ふだんからケンカばかりしてる役員さんが表面上取り繕っていたり、気の乗らないの飲み会で愛想良く見せたり、これがオトナのおつきあいってやつ?
 新名クンを好きな職場仲間イサキちゃんがミナさんをライバル視するのを、無理矢理奪ってまで自分のものにする気はないとかわしてしまうのは、ミナさん流のおつきあいの仕方なのか、それとも逃げてるだけなのか…。
 お知り合いが増える度に、人とつきあうほどに、その中で翻弄されてしまうのも世の常なんでしょうかねぇ。

その17 ケンカでわっしょい

 町内会役員さんになって3年。そろそろ内部のギクシャクもよく見えるようになってきた。かずえちゃんの言う「めんどくさがり」で見て見ぬ振りしてきたミナさん。プライベートでも、峰さんの彼氏のことで一悶着。「人の考えはそれぞれ違うから『こうすべきだ』なんて言えない」と、ついついコトバが足りなくなる。ゴカイされてつらい思いをしても自業自得…?
 落ち込みモードに入っていたとき、ただ黙って側にいてくれた新名氏に、ちょっと気持ちがゆれてしまうミナさんだった。

その18 湯けむり殺人的ツアー

 町内会の慰安旅行に、だまされて参加したかずえちゃんと、便乗してくっついてきたまんが家さん一行。カラオケ、宴会、お土産、観光…。一般庶民のパワーにめまいを感じつつ、つめこみスケジュールのお仕着せ一泊旅行は進行していく。

 町内会のおばさんたちに大浴場を乗っ取られ、あわてて逃げ出した新名氏の濡れそぼった姿がステキです。フフフ…(=^m^=)

その19 ご近所の新名クン

 「好意的に接していれば、相手からも敵意を持たれることはない」というのが持論の新名氏。少々気に入らないことがあっても表に出さず、波風たてない人間関係を心がけている。誰にでもアイソのいい彼の目に映るミナさんは、周波数のあうただのご近所さん。今日も今日とて町内会のモチつき大会で右に左に走り回っている。時々彼女の家に寄っては飲ませてもらうコーヒーが、新名氏の最近の楽しみになっている。
 ミナさんとは仲のいいオトモダチ。でも自然体でつきあえる彼女に対して、最近気持ちが少しずつ変化していってるような…。

その20 白い変人たち

 新名氏に誘われて実現した北海道旅行。まんが家さん一行や、かずえちゃんも参入して団体旅行に。ホテル到着直後のショッピングモールでの買い物を皮切りに、雪の地平線、雪の小樽と、かずえちゃんの怒号を背に真っ白な世界を満喫するミナさん。仕事を終わらせて後から追いかけてきたまんが家さん一行と合流し、北国の味を探求する。
 大勢でいても酔狂な二人は突出していると見える。しばれる地上で雪景色を楽しみ、寒さに緊急避難したコーヒーハウス。
そこで新名氏が意味深なコトバを…。

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