おねえさんと一緒
(第1話〜第10話)

おねえさんと一緒

 森尾梓、35歳。13歳になる息子・ハルがいながら、10歳も年を誤魔化してスナック・らびあんで働いている。「らびあん」のママは梓の同級生で本名・沖村達也。どう見ても美人ママにしか見えないがレッキとした男友達なのである。最近よくお店に顔を出す関口サンは、死別した夫そっくりで梓の好み。その関口サンに愛を告白されてしまったものの、彼がハルの担任だとわかって…。

ママの生活

 ママの憧れは平凡な主婦になって子供をポロポロ生んで育てる生活。隣に越してきた関口先生の手前、いい母親を演じて見せる梓は寝不足気味。そんな時、夜道で暴漢に襲われ入院するハメに。梓の入院中ハルを一人にさせられないと、ママが名乗りをあげた。子供といっしょの生活が実現したママは大はしゃぎ。ハルも梓より家事がうまく母親らしいママとの生活がまんざらではない様子。妙に気の合った二人を見ているうちに、梓は不安になってきて…。

帰ってきたお父さん

 最近ハルの様子がおかしい。昔のアルバムを出してみたり誰もいない部屋でひとりで喋っていたり…。実は5年前に亡くなった梓の夫・草一が戻ってきているという。ハルにも「らびあん」のママにもわかるのに、見えない梓はおびえるばかり。酔っ払い客が投げつけたビール瓶から梓を守ってくれたとき、はじめて草一の姿が見えた梓。でもその顔は関口先生そっくりで…。

シーサイド・スクランブル

 ママが、恋人・池里氏に海辺のホテルに誘われた。池里氏はママの正体を知らずにゾッコン惚れている。ふたりきりになるわけにいかないママは梓や関口先生も誘い、さらにハルとハルの同級生・池里ジュニアが合流してさらに団体旅行に。幽霊の草一やママに片思い中の山田先生、おまけにおかまバー・ベラドンナのホステスたちも加わって海辺のリゾートは大騒ぎ。

先生のモンダイ

 このところ関口先生と英語の人見先生が仲良くしているのが気になるハル。また「らびあん」でふたりが和気あいあいと喋っているのを目の当たりにした梓も少なからずショックを受ける。体育祭用に年相応の格好をしてみたり、関口先生との年齢差に落ち込んだりする梓を見ていられないハルはイライラ。人見先生と関口先生の2ショットを梓に見せないよう奔走する。関口先生の思い人が梓だと知った人見先生は、二人の邪魔をするべく立ち上がるが…。

らびあんウォーズ

 「らびあん」の地主から立ち退き勧告がきた。思い当たるフシのないママは困惑しながらも直接交渉に出向くが、女子供と相手にされず自慢の長い髪を切ってしまう。「らびあん」がなくなるなら結婚しようと、ママは池里氏にプロポーズされるが「らびあんは私の命と同じ」と諦めないママ。一方、立ち退き騒ぎが自分をモノにするための人見先生の計略だと知った関口先生は梓に別れを告げるが…。

真冬のゴースト

 池里氏のお誘いでスキー場にやってきた梓一行。初心者の梓とコーチ役の関口先生がすったもんだやっている間にハルと池里ジュニアが遭難してしまうが、草一の案内で切り抜ける。関口先生の実家に招待された梓たちだったが、ハルは自分がついていったら年齢をゴマカせないだろうと遠慮する。関口先生の両親にはママが気に入られ、お嫁に望まれてしまって…。

ア・らびあんナイト

 不景気のせいか、連日「らびあん」は閑古鳥。このままではいけないと営業をはじめる関口先生に、人見先生は「ママの弟と会わせてくれれば協力する」と告げる。店のため、のび始めた髪を切って人見先生とデートの約束をするママ。梓と関口先生や面白がってついてきたハルにフォローされながらドタバタな1日を過ごす。良心の呵責から人見先生にもう会えないと告げるママだったが、「らびあん」で人見先生に男だとバレてしまい…。

ハルの採点

 ママの男装を見破った人見先生や池里氏に適当に言い繕ってこじらせてしまう梓。罪悪感から人見先生を突き放すことができず、ママはどんどん彼女のペースに巻き込まれていく。嫉妬の勢いで池里氏は梓と婚約すると口走り、池里ジュニアは大喜び。そこにやってきた関口先生と彼のお父さんには梓がフタマタかけていたと誤解され、もう何が何だか…。あきれ果てたハルは家を出て行ってしまう。

素顔のママで

 ママの正体を知り、池里氏はパニックになって逃げ出してしまった。愛する人に拒絶され傷心のママは、「ベラドンナ」のホステスたちから池里氏の様子を聞かされる。男だとわかっても忘れられないという彼の苦悩を聞き、ママは出張中の彼の家を守る決意をする。一方ママ不在の間、「らびあん」を任された梓だったが…。


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