NHK BS1 インターネットディベート
「ネオ町内会」
2002年6月15・22日放送分

河 あきらさん
 (漫画家)

縁のなかった自治会活動、やってみると結構楽しい?
〜とりあえず、アイソよく、小さくなって暮らしてた〜
新興住宅地であった現在の居住地、東京近郊のI市に引っ越して20数年になります。都内で10年ほどアパート暮らしをしていた頃から、昼夜逆転の、あまり一般的ではない生活が主だったため、なにかと周囲のひんしゅくを買うことも再三あり、まして一戸建て、ファミリーでもなく近所づきあいのHOW TOすら不勉強な遊び人風の独身者は、当初、永住の場になるかもしれないマイホーム、トラブルだけは避けたいとできるだけアイソよく小さくなって暮しておりました。

〜転機はまわり持ち当番の年にやってきた〜
 町内会との関わりは自治会費を納める程度でした。幸い、周辺のご家族たちは同じ頃に移り住んできた好みか、遠まきではありましたが理解もあり、懸念した波風もなく時は流れ−やがて、ついに!というか、自治会のまわり持ち当番の年がやってきました。

 およそ400世帯を番地ごとに班分けし、それをいくつかの組に分けた10軒ほどの管轄で、会費・募金等の集金と広報事項を回覧する係。−で年に一度の定例総会に班長・組長も出席するということで、なにぶんそれまでまったく縁のなかった世界で、でかけたものの、世話話とか如才ない人づきあいなんて大のニガテ人間ですから、開会までただ座っているのも苦痛だし…気がつくとご婦人方のなん人かが給湯室に出入りして、出席者のお茶の用意をしている。コレは時間かせぎにちょうどいいと手伝いを志願しました。

〜自治会役員にスカウトされる!〜
 それがキッカケで自治会役員にスカウトされる結果となり、折しもその年は自治会ができて10周年という大イベントの年でもあり、恒例の夏まつり等、人手はいくらあっても足りないってカンジで、すでに役員だった人たちの相関関係とかビギナー役員には窺ってる余裕もないほど刺激的でハイな忙しさに追いまくられ、コレがまた日頃机に向かっている仕事の反動か、もともとお調子ものの性分ゆえか結構楽しかったりして…。

〜ライブな日常漫画「ご町内のミナさん!」はここから生まれた!?〜
幹部や役員サンたちもこちらの職種のイメージか、無礼な言動を大目に見てくれる太っ腹なメンバーぞろいで、以来10年あまり、イベントしか顔を出さないこの不良役員をいまだに仲間にいれてくれています。そんな訳で「ご町内のミナさん!」はほとんどライブな日常マンガでありました。連載中、それぞれの地区の自治会での人間関係に等に悩む内容のお手紙をいただくこともありましたが、若い主婦の読者から参考にしている云々の文面を受けとった際は大変嬉しく思いました。