WONDER!
(第11話〜第20話)

PART.11

 保育士になる決意を固めた航太は、専門学校を受験することになった。入試当日、面接会場へ向かう電車の中で、席を占領している男とトラブルになりかける。駅を出るとその男が幼女に声をかけているのを見かけ、時間を気にしながらついていく航太。人気のない墓地に入り込んだ男から幼女を助け出したものの、逆切れした男にナイフで襲われてしまう。逃げ場がなくなり窮地に追い込まれた航太のもとにワンダーが…。

PART.12

 航太は空手の練習に、かおりは職場の新年会に外出した日、みやと二人きりになった大洋は父親の地位を向上させるためお出かけを決心する。電車に喜び、動物園ではしゃぐみやとシアワセなひとときを過ごす大洋。が、知りあった女性にみやを預けたあと、ふたりの姿が消えてしまいパニックに…。

PART.13

 海斗が受験のため日南家にやってきた。母親といっしょに泊まる予定だったホテルを逃げ出してきたらしい。あいかわらずマイペースな海斗に、以前の電話での言葉を思いだし心穏やかでない航太。バイト先で母・美也が昔実家で邪険にされたという話を聞いた翌日、海斗の母親が尋ねてくる。彼女の、思いやりのない愚痴を聞いてしまった航太は激しく傷つく。

PART.14

 春の香りになつかしさを感じたかおりに大洋はN市への転勤を打ち明ける。航太の学校やかおりの仕事を考えると単身赴任することになるというが、家族が離れて暮らすことに決心がつかない大洋。かおりは大洋の話に出た、昔隣の家に住んでいたおばあさんを懐かしみながら、ふたりが出会ったときを思い出す。あのとき感じた愛しさとともに、あらためて大洋のいる家族の大切さを感じる。

PART.15

 4月になり、大洋はひとり赴任先へ離れてしまい、航太は専門学校がはじまった。経済的な負担をかけたくないという思いからアルバイトを増やし、学校の勉強との両立で忙しくなっていく航太。折しもみやが反抗期を迎え、自己主張をはじめたが、大洋のかわりに日南家を守りたいと使命感に燃える航太は、どんどん自分を追いつめていって…。

PART.16

 かおり母の家に空き巣が入った。幸い被害はなかったが、大洋がいない日南家ではちょっとビクビク。お出かけ途中の航太もなにげに近所の不審者を気にしたり、バイト先のコンビニで強盗にでくわしたり。そんな中、日南家の周囲をうろつく若い男が見かけられる。顔を隠し逃げるように去った男は、2年前航太をケガさせた相川だったが…。

PART.17

 専門学校に、やたら航太を目の敵にする人がいる。山代沙紀という名の彼女は航太よりも年上で、自宅で24時間営業の保育園「いちご園」を経営しているという。甘やかしてくれる家族がいて、現実を知らなさそうな航太に理想論で言い負かされ、イライラするらしい。夜は園の経営のためにバイトする沙紀の店(キャバクラ)で海斗が酔いつぶれ、送りついでに航太の生い立ちを聞かされてしまう。

PART.18

 最近、やたらとみやがかおりに甘えるようになった。不思議に思いながら話していると、みやは生まれる前の記憶をかおりに話して聞かせる。かおりが襲われそうになり、大洋がケガしたときのことを覚えているというのだ。さらに生まれてくる男の子とも話をしていると。お腹に宿っている2人目の命を、みやとワンダーに教えられるかおり。一方、航太はイクミから妊娠したらしいと相談されて…。

PART.19

 夏休み、沙紀の「いちご園」を手伝いに行くことになった航太は、無認可の保育園の現実に驚くばかり。そんな中、外国人女性の子ども・ユンが、言葉もわからず友だちもできないことから、何とかうちとけようと働きかける。いつ戻ってくるかわからない母親を待つ姿が、航太に幼かった日を思い起こさせる。一方海斗は沙樹を気に入ったらしく、航太と「いちご園」に出入りするようになる。ある夜、不法滞在の摘発があり、ユンの母親が逮捕される。

PART.20

 仕事に、保育園に、学校にそれぞれ出掛けていく家族を見送って、ワンダーは町に出る。大通りを渡れないおばあさんや迷子の仔犬の世話をやき、人知れず世のため人のためお役立ちしているワンダー。偶然会った耳の不自由な少年が縁で、航太は友だちのバンドに誘われ、かおりとでかけることになった。ところが、ライブの途中で少年が行方不明になって…。


このサイトで使用している全てのイラストの著作権は河あきら先生 にあります。
無断転載等は絶対にしないでください。