ご町内のミナさん! 大辞林

さくら【桜】 →第29話
   F町最寄り駅からミナさん宅まで帰る、道すがらある公園に植えてある春の象徴。ミナさんとの関係にけじめをつけようとした新名クンが、結論を出す舞台に選んだシチュエーションが「満開の桜の下」だった。新名クンにとっては(ミナさんにとっても)かなり大切なキィワード。

さんとりーにとう【サントリーニ島】 →第24話
   ミナさん憧れの国ギリシアの、数ある島のうちのひとつ。真っ青の空の下、同じくらい真っ青な海沿いに建ち並ぶ真っ白な建物の景色が壮観。これが見たくてミナさんは、3回目のギリシア旅行を夏の盛りに強行した。


じしゅ【自首】 →第14話
   どうしてもノレなくて原稿があがらず逃げたくなったとき、ミナさんがとった強行手段。仕事から逃避しそうな自分を見張ってくれる誰かを自ら希望して、ホテルのカンヅメを申し出た。おっそろしく責任感が強いとみえる。

じちかい【自治会】 →第1話
   同じ地域に住む者が互いに役割を担って社会を形成していく組織。殆ど無償の協力システムで成り立っている。自治会の中の下部組織として、子供会、婦人部、青年団などがあり、その管理部門として厚生部、広報部、経理部、防犯防災部などがある。ミナさんが最初に1年間所属したのは婦人部で、以後永きに渡って広報部に籍をおいている。小さな町内の組織といえど、さまざまな人間模様が織り込まれている。世俗に疎いミナさんの、本来最も不得手とする分野である。

−便り   年に3ー4回発行される、自治会世帯への業務報告のような新聞。自治 会主催で行われた催しの結果報告もされている。ミナさんは1年目に夏祭りのレポートを受け持ったが、2年目以降活動していたかどうか定かでない。4年目の秋は防災訓練のレポートを担当している。文筆業を営むミナさんが、近隣400世帯に配布された自分の文章に大喜びするあたり、ちょっと情けないかもしれない。→第9話

−費   町内共有部分(街灯や消火設備など)の管理、様々な行事の運営、その他諸経費にあてられる。一月200円。月々その年の組長さんが集金にまわる。1年分前払いしてもらえると非常に助かる。→第2話

−報告  ミナさんが日常行っている自治会活動の子細を、出版社の担当さんに語って聞かせる打ち合わせ時のお約束。忙しい中ちゃんと聞いてくれる担当さんって、エライと思う。→第3話

しりょう【資料】 →第7話
    ミナさんが原稿を書く際に用いる参考文献。市販の本であったり取材と称して旅行した先の写真やカタログであったり、その形態は様々である。中には冠婚葬祭辞典など 実生活でお役に立つものもある。

しんぼくかい【親睦会】 →第22話
    自治会役員女性だけのミーティングと言いつつ、単に世間話をするだけのお茶の会になってしまう会合。これも井戸端が苦手なミナさんにはけっこうつらいものがある。定例会にはあまり顔出ししない役員さんが参加していることもあるが、人の顔を覚えるのが苦手なミナさんには意味がないと思われる。

しんぶんや【新聞屋】 →第1話
    連載トップで登場した新聞勧誘のにーちゃん。後に永く続く物語の冒頭で、いきなり主人公をその家の息子と勘違いする失態をやらかす。以後一度も出てこない端役ではあるが、かなりインパクトは強い。

しんまい【新米】 →第19話
    ミナさんのお姉さんが不規則な食生活を送る妹のために持ってきてくれた愛のあかしだが、封も開けずに棚の奧にしまわれていた。新名クンの登場でやっと日の目を見ることができたが、その頃にはすでに古米になってしまっていた。


すききらい【好き嫌い】 →第20話
    ミナさんは激しい。魚介類はほぼ全滅といえる。野菜類も苦手なものが多い。そんな限られた材料の中で料理を作ってしまう新名クンは、相当なものと評価できる。

すたみなどりんく【スタミナドリンク】 →第1話
    徹夜の必要性に迫られ、とりあえずのエネルギー持続を要求されるとき活躍する飲み物。薬局で売っているが医薬部外品であることが多い。


せーらーふく【セーラー服】 →第11話
    ミナさんの中学時代の制服。十数年前からミナさんは男の子と見まごう容姿だったらしく、かずえちゃんに「いかがわしいカッコ」とまで言われ、大爆笑されてしまった。

そうちょうさんぽ【早朝散歩】 →第11話
    朝の空気が気持ちよくて、時間にゆとりのあるときにミナさんが行っている日課。仕事帰りの新名クンといっしょになることもあり、行き先は近くの公園だったり野鳥保護区だったりする。